ホーム画像

Grouse Photograph Gallery

終わりなき自由帳

2022/12/2

―カメラ選びの旅① 私がカメラに求めること―

最近はスマホカメラの進化が著しく,カメラ業界を席巻している。正直なところ大体の人はカメラで撮った写真なのか,スマホで撮った写真なのか分からない人が多いと思う。かく言う私も正確に答えられないと思う。そんな中で,新たにカメラを買おうと考えているので,私がカメラに求めること,カメラ選びの基準を共有できたらと考えている。今回はその第一弾で,カメラに求めることをダラダラと話すので,お暇は方はお付き合いいただけると...うれしい。

さて,私が”カメラ”と呼ばれる機械を触り始めたのはコンデジを入れると10歳の頃なので,既に10年以上が経過している。とは,言ったものの,ごく最近までオートモードで撮っていたのであまり偉そうなことは言えないが...

Nikon-COOLPIX L12で撮影。小学5年生の頃に撮影した黒部ダム。一応「るるぶ」を読んで予習していたので,定番構図であれば撮れているように思う。

私が初めて触った”カメラ”はニコンのCOOLPIX L12だった。このサイトの「camera」のページにも記載があるように現在でも使い続けている。このカメラには”こうがくズーム”が付いているので,「ズームしても画質が劣化しない」と父親に教えてもらっていた。大きく写せることがとにかく嬉しくてひたすら望遠端で撮影していた。

雄山の山頂の社が写っていることを自慢する少年を思い浮かべて...これはさすがにデジタルズームまで使っているが。

どのように撮れば美しいのかなども考えず,”写っている”ことが全てだったのでただひたすらにシャッターボタンを押し続けていた。なので,始めの頃は1泊2日の旅行で撮影する写真の枚数は200枚程度だったのが,翌年の旅行では同じ日数で300枚に,さらに翌年には480枚にと増えていった。中学2年の頃にはスマホも手にしていたので合わせて1000枚近く撮っていたように思う。
数歩歩いては,シャッター。数歩歩いてはシャッターといった状態だ。まさに駄作の量産といったところだろう。

1000枚も撮るようになった頃が祖父からFinePix S6000fd(現在のサブ機)を譲ってもらえた頃で,「なんとこのカメラは10.5倍のズームができるのだ。しかも光学で。」と思っていたので,とにかくズームしてあちこちを切り取っていた。

この10.5倍ズームのおかげで撮れた雷鳥の写真。

小学5年生のときも雷鳥を見れたが,COOLPIX L12では足らず,こんな感じに。非常に悔しかった。

そんなわけで,私が一番カメラに求めることは”ズームできる”こと。スマホの”ズーム”なんかは相手にしていない。なので,正直なところ所謂”ボケ”と言われる代物にはあまり興味はなくて,やはりズームできることが第一である。
恐らくこれがいつまで経ってもFinePixで撮り続ける原因になっているのだろう。あのカメラではあまりボケない。

一回の旅行で1000枚も撮影していると,下手くそでも帰ってからじっくりと確認してみると,何枚かは背景がぼやけた写真があることに気付く。望遠で撮るとオートモードでもある程度ボケる。私にはこれくらいのボケ感でも良いかなと感じている。

工夫すればコンデジでもボカせる。COOLPIX L12

と,いうわけで私の当初のカメラ選びの基準は廉価で買い易くて,ズームできるということだった。単焦点は絶対に嫌だった。だって,ズ...(以下省略)。メーカーも馴染みのあるNikonかFujifilmで選ぼうと考えていた。(Canon, SONYはなんか違うかった。) そこで,候補にはミラーレス一眼のNikon-Z50とFujifilm-X-S10が挙がった。

キットレンズやカメラの性能を考えるとX-S10が上だったので,ひとまずこれを目標にしてお金を貯めることにした。

とりあえずはここで一旦終了として,続きは次回へ。

カメラ選びの旅次のお話

過去の記事