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カメラを持って"世界"を歩こう。

[あなでじ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2026/02/13

フィルムカメラと奈良の秘湯 ⅼ NikonFM10

前回のお話

 先週に引き続きフィルムはlomographyのclassicolor200で感動設定は100。カメラはFM10でレンズは定番のAi Nikkor 50mm f/1.4S。今回は吉野からさらに山奥に入った入之波温泉山鳩湯に行ってきた。入之波と書いてシオノハと読む難読地名で私は読めなかった。大阪から全て下道で3時間程度の行程で、高速道路を使えば2時間切りできるだろう。吉野川を溯るようにして国道169号を進み、吉野を通り過ぎてから小一時間で到着する。国道は割と良い道なのだが、大迫ダムを渡ってからの県道が険道になるので車の運転に自信がない方は得意な人に連れてもらうことをおすすめする。

 今回は朝の8時半に出発し、下道で向かう。11時頃に大滝ダムを通過。ダム湖の水位はかなり低下しており、湖岸の崖が露わになっている部分がかなり分厚かった。さらに進んでダム湖が細長くなっていくとついに湖は無くなって水底に沈んだ旧道が姿を現す。

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 川に沿って通された道は曲がりくねっており、ときどき弱々しい太陽が路面を照らす。遠くの山々は冠雪しており渓谷には冬の寂しさが漂う。

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 大迫ダムに到着すると左折してダムの天端をゆく。

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 大迫ダムの水位も大きく低下し、湖の色も濃くなっていた。

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 そこから狭く曲がりくねった県道を15分ほど進むとお目当ての秘湯。結構車は停まっており、関東ナンバーや九州ナンバーなどさまざまである。あわてて撮ったので強烈に後ピンになってしまった。

 温泉の色は濃い茶色で底が見えないほどだ。大量の石灰が溶けており、浴槽には鍾乳石のように析出物が付着している。湯の温度は低くぬるま湯で、中性泉なのでヌルヌルはしないが肌には優しい。その代わりに成分が非常に濃く、少し浸かっているだけですぐに暑くなってくる。ここまで成分が濃いのは今までなかった。

 露天風呂は内湯から流れてくるようになっているので寒すぎると冷める方が早くてぬるいのが少し残念だった。

 ともあれ、既に2回も浸かりに行っており、私としては大満足だった。

 湯から上がって体を拭き、休憩室で少しだけゆっくりしたら出発。空はさらにどんよりと重く垂れ込めてくる。カーブを曲がると雪が降ったり止んだりを繰り返すようになり、最後には叩きつけるような降り方になった。

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 写真には写らなかったのが残念だが、対岸の山々も白く霞んでいる。

 吉野からは県道を使って桜井に抜ける。峠を越えて街に降りてくると先ほどまでの雲はどこへやら。完全に晴れ渡っていた。やはり同じ奈良県でも南部は気候が違うようである。

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 今週はここまで。まだ寒い時期が続くので皆様も温泉でゆっくりされてはいかがだろうか。今週も皆様にとって良き週末となりますように。

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