2025/11/07
KODACOLOR200は安定して使いやすいフィルムだった。
少し前に発売されたKodakの新しいフィルム、「KODACOLOR200」を使ってみた。最近でも年に数件程度発売される例があるが、その大部分がエフェクトフィルムや詰め替えフィルムのようなもので、本来のフィルムの美しさを持った質実剛健なものは発売されてこなかった。そういった意味で今回の新フィルム発売は萎み続けるフィルム写真業界に差し込んだ一筋の光と言えるだろう。
今回の発売ではKODACOLOR200と合わせて感度が100のKODACOLOR100も同時に発表された。これまでのKodakのフィルムは黄色時に赤い字でKodakと書かれたあっさりしたデザインの外箱が特徴的であったが、今回発売のものは比較的意匠は複雑でKodakの赤い四角形をKの字で割った社章があしらわれた外箱となっていた。これまでの外箱とあまりにも様子が違うので少し訝しんでいたが、つい数日前にその答えが明らかとなった。
それはKodakの社章が入ったタイプの商品はコダック社の直販であるということだった。これまでフィルムの販売はいわゆるコダック社の「Eastman Kodak」ではなく、「Kodak Alaris」という会社が担ってきた。しかし、つい先日にEastman kodakが販売店向けにGold200とUltraMax400を直売するという話が舞い込んできた。その外箱の意匠がKODACOLORと同様のものだったのだ。
ここからは筆者の勝手な妄想であるが、徐々にKodakはかつての勢いを取り戻しつつあり、いずれかは全てのラインナップの販売権を取り戻すのかもしれない。ひょっとするとフィルムの未来は明るいのだろうかと想像してしまう。
さて、話は逸れたが話を本題に戻す。今回はKODACOLOR200を割と初期に入手できたので、すぐに試し撮りに行ってきた。さっさと記事にすれば良かったのだが、あれこれ書いていると後ろになってしまった。結論から申し上げると非常に使いやすいフィルムだった。極端に色が転ぶこともないし、暗部も比較的クリアである。緑の分解がやや苦手そうに感じたが、赤や黄色はしっかりと発色していて好感を持てた。
それでは作例をどうぞ。カメラはF2 Photomicで、レンズはAI Micro-Nikkor 50mm f/2.8とAi Nikkor 135mm f/3.5だった。
以上がKODACOLOR200の作例である。すっきりとした写りで、よく粘って使いやすいフィルムだった。値段は2,200円程度するので少し高い気はするが、十分に常用に値するだろう。
レビューはあまり得意ではないので、いつも通り勝手に見て勝手に感じてくれ!というスタイルにはなってしまうが、これで新発売のKODACOLOR200の紹介とする。これを皮切りにより良い知らせが増えることを願って結びとする。今週も皆様にとって良き週末となりますように。