2025/10/24
フィルムカメラと秋の飛鳥 ∣NikonF2
ここ最近は飛鳥に行っていなかったが、久しぶりに飛鳥に行ってみることにした。というのも秋の飛鳥といえば彼岸花であるが、ここ最近は夏の猛暑が厳しすぎて咲く時期が遅れたり、咲いても3日で枯れてしまうので群生している状態を撮るのがかなり難しくなっている。
今年も夏が暑すぎたので全く期待はしていなかったのだが、咲き始めの時期が上手く休日と重なったこと、運良く私の予定が何もなかったので久しぶりに行ってみることにした。
いつも通り日が出てくる前に家を出発し早朝から撮影地にイン。まだまだ暑かったので気温が上がる前に撮りたいのと人が増える前に欲しい絵を撮って退散する作戦だ。
まずは、坂田の棚田から。橋の上から田んぼの畔に咲く彼岸花。
田んぼの横の細い道に入ってみる。田んぼの畔にはたくさんの彼岸花が既に咲いていた。まだまだ蕾だけの場所もあったが工夫すれば花だけを撮れた。
ただし、必ず電気柵に囲われているので線が写り込んでしまうのと、撮るのに集中していてバチッと来ないか気をつけねばならない。数年前に油断していて触れてしまい、思いっきり感電してしまったので少し恐怖である。
少しばかり散策して満足したので、場所を移動することに。
山を下りて飛鳥寺の辺りに場所を変更。予想通りたくさんの彼岸花が咲いていた。
日も高くなって人出も少しずつ増えてきた。写真を撮ろうと思うと彼岸花は田んぼの畔に咲くので意外と似たような場所で撮ることになり、同じような場所で止まって少しずつ道を進んでいくような様子になる。私の少し先をキヤノンのデカいカメラに白いレンズを付けたオッサンが歩いていたのだが、これがなかなか遅い。なぜかAFもAEもないカメラを使っている私が少しずつ追い抜いていくことに。結果が分からないフィルムカメラの方が意外とサクサク撮れるのかもしれない。
ここまでは50mmの単焦点を使ってきたが、ここからは135mmに切り替える。被写体が小さい上に土地が広くて近づけない。北海道と同じような現象でここからは135mmが半ば標準域というような感覚さえあった。
50mmと135mm。全然画角が違う。この間がないので90mmの単焦点が欲しい。
キバナコスモスも咲いていた。
飛鳥寺からは南の方をぐるっと回って車に戻ることにした。少し早いが、今週はここまで。ついこの前は半袖で彼岸花を撮っていたと思ったら一気に冷えて通勤はウィンドブレーカーを着ないといけないくらいになった。去年ほどではないにせよ気候の変化が激しすぎる。風邪をひかないように体調管理に努めたいところである。
今週も皆様にとって良き週末となりますように。