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カメラを持って"世界"を歩こう。

[アナデジ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2025/10/3

フィルムカメラも早朝の綾部 ∣ NikonF2

前回のお話

 長らく写真論やカメラのことを書いてきたが、ようやく写真不足から解放されて久しぶりにフィルムカメラとの旅を共有できるようになった。まだまだ大量には使えないものの少しずつ戻していきたいと思う。

 今回は綾部に行ってきた。先週から一気に涼しくなった大阪ではあるが、それ以前はあまりにも暑くて外を歩く気にはならなかった。そこで、早朝に出かければいいのではないかということで朝3時に起きて綾部まで走ったわけである。しかし、想像していたような涼しさはなく、100%近い湿度で数歩歩けば汗が滴るような暑さだった。それでも大阪のような歩くだけでも危険な暑さではなく、1時間ほど綾部の古い町並みをスナップしてきた。

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 車を綾部駅のコインパーキングに停めて商店街に向かう。駅から町の東端にある「大本」という新興宗教の本部の辺りまで歩く。これまでは横を通るだけでずっと謎のままにしていたのだが、最近になってようやく調べてみた。明治期に創設された神道系の新興宗教らしく、発祥は綾部で創設は亀岡らしい。そうしたことから亀岡と綾部の二大本部制で運営されているとのことだ(Wikipedia参照)。GoogleMapを見てみると町のメインストリートの名称も「大本通り」となっておりそれなりには浸透しているようだが、敷地内にある建物の名称が「みろく堂」というのは謎である。

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 今回のカメラはNikonのF2 PhotomicにAi Nikkor 50mm f/1.4S。フィルムはKodakのProImage100で撮影した。私のF2はこれまで精度こそ悪いものの機嫌よくファインダーの露出計が動作していたものの、夏の間あまり持ち出さなかった間に動作が不安定になってしまった。電池を交換してみても動いたり動かなかったりでほとんど当てにならない。結局スマホの露出計アプリと勘を照らし合わせて少しオーバー気味に撮影することにした。結局全体として少しオーバーではあるものの、アンダーになることはなくてよかった。

 このまま使い続けるのも使いづらいし、修理できるうちに修理すべきだと思う。それにシャッタースピードの精度もどれだけ出ているのかわからないので、ここはオーバーホールすることにした。出費ではあるが、整備すれば当分は安心であるし、気持ちがいいものである。

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 さて、話は逸れたが本題に戻る。綾部の街のメインストリートである大本通り。北側に現代的な作りである府道8号が通っており自動車交通のメインはそちらに移っているものの、街の構造や歩行者交通はまだまだこちらが中心といった様子だ。

 通りから脇道を少し入ってみる。脇道からはさらに細い道が通りと並行して伸びている。

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 通りに戻りさらに東へ歩みを進める。商店が次第に増えて街の中心といった雰囲気が強くなってきた。八百屋など朝が早いお店は既に品物を並べ、客もいくらか入っていた。

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 街の東端に近づくにつれて商店は減ってくるが、その代わりにより古い建物が目立つようになる。蔵のように漆喰で固められたものも多く、城下町であったことをそれとなく示している。綾部の街は街道の街というよりも城下町だったそうだ。

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 30分程度で東の端に到着。国道173号から逸れて県道を使わないで街に下りてくると、街の入口にはこの看板を始めにくぐることになる。元々はこの道が国道だったようで、この看板はその名残のようだ。

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 ここからは引き返して駐車場に戻る。大阪まではまた2時間ほど走らないといけないので決して近いとは言えないが、昼ごはんまでには帰れるので良しとしよう。まとまりのない文章だったが、今回はここでおしまい。今週も皆様にとって良き週末となりますように。

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