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Grouse Photograph Gallery

カメラを持って"世界"を歩こう。

[アナデジ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2025/5/2

最高のフィルムカメラ

前回のお話

 最近私はフィルム写真のみ投稿可能な共有サイトである「フィルム日和」にハマっており、せっせと思いつけば投稿しているような状態だ。早速投稿数も50を超えている。そこで気づいたのだが、ここ最近のネガで撮った写真はほとんどがF2で撮っていた。初めて買ったFM2に比べてF2は非常に重く、デジタルのD780と比較してもほとんど同じ重さである。それ故に肩凝りが酷いのだが、気付けばF2でかなりの枚数を撮っていた。

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 重いというのはデメリットばかりと一見考えられるが撮影枚数を考えてみると意外とそうではないらしい。重いということは、中身が詰まっているとも取れる訳で、その質量が価値に変換される。これが非常に所有欲を満たしてくれる。これに加えてF2はシャッターフィールが抜群に良い。横走の布幕シャッターでシャッターを切るとバシッという音とともにシャッターを受け止めるような衝撃がカメラから伝わってくる。この感覚はデジタルでは感じられないフィルムカメラ固有のもので人を引き寄せ続けているのだろう。

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 一方でPENTAX17はまさにF2の対極にあるカメラで小型軽量でAEを搭載していて非常に便利だ。どこへ持って行くにも苦痛がないし、普段からずっと持ち続けるカメラとしてはうってつけである。しかし、F2のような重厚で高級な体験は得られない。やはり目的にあったカメラというのがある訳で、しっかりじっくり撮りたいというときにはF2が最も適した選択肢なのだろう。

 冒頭で登場した私が初めて購入したカメラであるFM2もF2ほどの重厚感は持ち合わせていないが、その代わりにコンパクトで比較的軽い。そのため、旅行のお伴に選ばれるのはFM2。

 こういうことを考えてみると私はどこかへ出かけてじっくり撮ることが多くてF2を使うことが多いのだろう。

 何事にもこれさえ買えば全て満たせるような物はない。最新式の高級機さえ買えば良いかと言えばそう言うわけではないことは周知の事実だと思う。

 しかし、重ささえ気にしなければ、じっくりと撮るには最高のカメラであると全ての写真を撮る人々に提案したい。

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