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カメラを持って"世界"を歩こう。

[アナデジ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2025/4/11

NikonFM2と桜

前回のお話

 今年も桜の季節がやってきた。全国で満開の知らせが届くようになり、奈良は一足先に咲き始めたので既に散り始めている。しかし、今年は場所によってかなりムラがあるようで、篠山や宇陀のような小さな盆地では咲き始めが遅く、ようやく満開といったところだ。

 去年篠山に桜を見に行ってみると人が少なくてじっくり見れたので今年も行ってみることにした。10時に予約していた病院に早めに行って10時の枠内で早めに診ていただき、終わったらすぐに車で丹波方面へ。一庫ダムの周辺は既に桜が満開で春の暖かな陽光を受けていた。トンネルと橋を交互に渡り、能勢の集落を抜けて天王峠を越える。国道372号と合流したらこれを左折して篠山へ向かう。飛曽山峠を越えたら篠山の盆地なのだが、一輪たりとも桜が咲いていない。これは困った。携帯で開花情報を改めて見てみると、どこもダメみたいで、最寄りだと丹波まで行くか大阪へ戻るか。一庫ダムへ戻れば咲いているがダムへ行っても仕方がないので、さらに進んで丹波へ向かうことにした。

 丹南篠山口ICから舞鶴若狭道へ上がり10分ほど走って春日ICで降りる。費用は390円。地方だと高速代が安くて助かる。

 国道175号を少しだけ西へ進み黒井川の桜堤へ。人はちらほらいるものの、基本的には静かでゆっくりと桜を楽しめる。花も7分咲き程度で十分だった。

 今回の機材はNewFM2にAi Nikkorの50mmと135mm。普通に撮りたいときは50mmを使って、花だけ撮りたいときは135mm。フィルムはいつものUltraMax。

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 まずは50mmの単焦点。絞りを2.8まで開くと柔らかくぼやけてくれる。古いレンズではあるが、ピントが来ていると十分な描写力でありつつ背景はやや硬さを感じるもののとろけてくれる。

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 ここからは135mmの単焦点。手の届かない桜もすぐそこにあるようだ。

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 足元にも花。

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 川の護岸には石垣の箇所もある。ただ心配なのは堤防道路が下がっている部分もあり、近い将来護岸工事がされそうな気がすること。そうなると桜はどうするのだろうか。

 今度は50mmで近めの桜。同じような絵でも背景が広い。

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 しばらく歩くと古いコンクリート橋に出る。欄干の意匠も石造りのようになっていて素敵だ。

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 端は灯籠のようになっている。

 ひとまず今年初の桜はこんなところ。桜は全国各地に名所があるが、名所には行かずに少し逸れたところに行くのが私の桜の楽しみ方。名所に行くと人を見ているのか桜を見ているのかよく分からなくなってくる。名所ではないため目を見張るような見応えはないが、静かで落ち着いて見られる方が私の中では加点対象だ。

 さて既に桜は散り始めているが、機会があればまたフィルムで撮った桜をご紹介できればと考えている。

 少し短めではあるが今回はここまで。今週も皆様にとって良い週末となりますように。

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