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カメラを持って"世界"を歩こう。

[アナデジ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2025/4/4

勿体なくてフジのフィルムが使えない

前回のお話

 このblogを継続してお読みの方は気づいている人はいるかも知れないが、私の使っているフィルムはほとんどがKodak製である。元々からkodakのフィルムが好きなのもあってよく使ってきたのだが、去年の冬からは私の使うネガフィルムは1本を除いて全てKodak製だ。その1本もついこの前使ったlomogragyのColor92だった。

 というのも、最近のFUJIFILMには廃盤やら値上げやらデジタルでのライカ発言など悲しくなってしまうことが多い。値上げはもちろん仕方がないことだと思うし、上がったと言ってもKodakと同程度の値段で落ち着いている。逐次的に値上げがあるKodakフィルムとまとめて一気に上がるフジのフィルムと言った違いぐらいなのだろう。一番の悲しいポイントは種類の少なさである。あまり売れるとは思えないリバーサルフィルムを3種類も作り続けているのは世界一発色のいいフィルムを作るフィルムメーカーとしての矜持を見せているように私は感じるものの、実質的に感度400のフィルムがない。FUJIFILM400というのが発売されてはいるが、Kodakの製造とも言われていて、富士フイルムが実際に製造しているネガフィルムはFUJICOLOR100のみである。PREMIUM400もラインナップには残っているが、あまり供給はされていないようでバックオーダーが捌け切れば終わりにするのだろう。

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 また「fujifilm_Profilm」というインスタアカウントがあり、フジのフィルムで撮った写真が投稿されているものの、更新頻度はそこまで高くないし、写真の枚数もかなり少ない。あまり活発にフィルムの良さを発信していないところからも、もう止めたいのかなと邪推してしまう。それにライカになりたい一件もあり、中古市場の値段を操作して値段を持ち上げるというのも如何なものなのかと思ってしまう。

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 同じようにフィルムを買うのであれば、やる気のないところよりも作り続けようとしているメーカーから買いたい。フィルムを作り続けるだけでも大変だろうし、一方の私もそれほど潤沢に資金を持ち合わせているわけでもない。そうなれば作り続けてくれそうなところの製品を買うのは自然であろう。

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 現状でKodakから販売されているフィルムはカラーネガがPORTRAの160と400、800とEktar100、ProImage100、UltraMax400、Gold200、ColorPlus200、白黒ネガがT-MAXの100と400、P3200とTRI-X400にカラーリバーサルのE100となっている。種類豊富と言うわけではないが、廉価フィルムとプロ用とで選択は可能になっている。ほかにもHARMANも複数ブランドで白黒ネガを販売しており、こちらもある程度の選択肢が残っている。また値上げはあるものの、供給され続ける安心感は大きくて使いやすい。

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 また、現状で販売されているフィルムの写りは両社ともインスタの公式アカウントで確認可能である。この公式インスタが私のお気に入りで、活発に投稿されているので見ていると「まだ使ったことないから使ってみたいなぁ」と思ったり、「最近は高いから手が出なかったが、久しぶりに使ってみようかな」と思ったりする。特にILFORDの公式アカウントが好みで、最近は白黒の撮影枚数が一番多いので白黒写真の美しさを再確認できるし、自分で撮る時にも大いに参考になる。

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 やはり活発に発信されているとフィルムメーカーも頑張っているなと思うし、値段が上がろうとも持っているデジタルカメラも生かしつつ続けていこうと思う。

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 現状でフジのフィルムは15本くらい在庫しているのだが、PREMIUM400がお気に入りだっただけに勿体なくてなかなか使えない。リバーサルはなんとか使い続けたいとは思っているものの、気安く買える値段ではない。そういうことを考えてみても残りのフジのフィルムの在庫を崩せそうもない。

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 今回はここまで。今週も皆様にとって良き週末となりますように。

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