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カメラを持って"世界"を歩こう。

[アナデジ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2025/3/28

旅とフィルムカメラ

前回のお話

 旅行の目的といえば温泉、グルメ、現地のアクティビティなど様々あると思う。先週は私にしては珍しく6人のグループで旅行した。

 その中の一人は私よりも旅行好きかつ温泉好きだ。しょっちゅう出かけて温泉に浸かっているようなやつで、近場の有名どころは入り尽くしているようだ。泊まりで出かけることも多いようで、この冬は青森の酸ヶ湯にも行ったようである。

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 それに比べて私は泊まりがけで出かけることは1年のうちで数回であるし、行くところもほとんどは丹後か熊野か白馬。よくよく考えてみたらこの3カ所ばかり行っているような気がする。丹後に関しては1年で5回くらい行っている。また、温泉地に行っても時間があまりなかったら夜だけ入ればいいかなというという程度で朝もきっちり入らねばというほどでもない。

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 じゃあ何をするのかというとやはり1番は写真を撮ること。撮ってどうにかするわけでもないが、とにかく撮る。私の場合は写真を撮るというのが歩くのと連動しており、歩けば写真を撮るし、写真を撮るなら歩く。白馬に関しては幼い頃から親に連れてもらい、車を買って自力で行けるようになってからも行き続けているので、もはや白馬で観光するところはあまり残っていない。

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 行く季節も最近は季節ごとの分かりやすい被写体がある時期ではなく、季節の移り目の中途半端なときに行くことが多い。確かに見るべきものはない。しかし、観光客がほとんどいないというのが圧倒的なアドバンテージだ。私は大阪生まれ大阪育ちで祖父母も大阪人であり私には所謂田舎がない。私にとって田舎の代わりが白馬であり、元々からあまり観光をしようという意識はない。

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 とにかくゆっくりしたいというのが1番の目的で、朝ごはんを食べてもう一度布団に潜り込み、10時頃になってようやく外に出かける。夕方も宿で夕食を食べたら外の温泉まで草履で出かけ、牛乳を飲んで宿に戻る。部屋でパソコンを開いたら窓の横に座ってお気に入りのウイスキーを飲みながら夜を更かし、寝たくなったらそのまま寝る。この何もしない旅行が私のスタイルで、昼間にその辺で写真を撮れたらそれで良い。

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 普段からあちこちで写真を撮って歩いていると、「あっ」と思うことが少しずつ増えてきて簡単に被写体が見つかるようになる。その上で旅行先で写真を撮っていると別に観光地に行かなくても十分旅は鮮やかなものになる。そういった意味で旅と写真は相性抜群である。

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 持って行くカメラもデジタルではなくフィルムカメラ。何かを狙って写真を撮るわけでもなければ、フィルムカメラで十分だ。むしろ、旅行前にどのフィルムを持っていこうか、どのように現像しようかと考えられるフィルムカメラが良い。1本につき36枚だけ撮れるというのがリズムを刻むようになり、使い切ったら交換。

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 こういう旅行をするようになると荷物は着替えとカメラとフィルムだけ。レンズもたくさん持って行く必要はなく、1本使い慣れたレンズがあれば良い。フィルムカメラを初めて買った大学生の頃は交換レンズを買うほどの余裕もなくてレンズは50mmの単焦点のみ。これでもそれほど困った記憶はない。よくデジタルカメラのキットレンズはボケないからダメとかズーム域が狭いからダメとか言われがちだが、薄くて軽い上にズームもできるキットレンズは旅には最適だ。背景をぼかしてしまってはどこで写真を撮っても同じだし、それほど極端にズームできる必要もない。

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 話は逸れたが、旅の荷物はできるだけ減らしてお気に入りのカメラとレンズさえあればゆったりとリラックスした旅を楽しめる。色々詰め込まずにカメラだけ持って旅に出るのはいかがだろうか。

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 今週はここまで。結局まとまりのない文章になってしまった。それでは今週も皆様にとって良き週末となりますように。

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