blog | らいちょうくんの写真館 blog | らいちょうくんの写真館

Grouse Photograph Gallery

カメラを持って"世界"を歩こう。

The blog of travel and photo life taken with NewFM2.

[アナデジ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2024/5/10

ColorPlusで撮る鹿児島-鹿児島旅2

前回のお話

 今回は前回の「UltraMaxで撮る鹿児島」の続き、鹿児島旅の後半である。

 さて、前回は桜島からフェリーに乗ったところで終わっていた。フェリーは20分ほどの乗船ですぐに鹿児島の港に着く。

 初日の宿は指宿(いぶすき)に用意されていたのでバスで錦江湾東岸を南下する。この日は黄砂がきつく、桜島にいたときですら山は霞んでいたため、離れ始めたらすぐに霞の中に没してしまう。

 錦江湾は内海らしくベタ凪で車窓からはツルッとした海面が見えた。

 鹿児島から1時間半ほど走り、ホテルに到着。会社のオッサン達は風呂と飯が第一であるので、皆風呂へ向かったが、貴重な夕方を風呂で潰したくないこと、風呂くらいは落ち着いて入りたいので散歩に出てくることに。

 ホテルを出たら右へ曲がり、海岸を北へ。コンクリートで護岸された無味乾燥な海岸であったが、擁壁の上に目を向けると明らかに熱帯性な木が立っていた。蔓が絡んでいる上に宿り木まで付いていた。幹からとび出た枝もまるで幹が回転しているかのように広がる。

 半時間ほど歩いたら夕食があるので引き返す。空を見上げると鳶らしき鳥が飛んでいた。

 その更に上には航路なのだろうか、たくさんの鉄の鳥たちが白い航跡を引いて北東へ飛んでゆく。

 部屋に戻り、しばらくしたら夕食となった。社長の挨拶等があり、いつもと何ら変わることない会社の宴会。しばらくするとあちこちに赤ら顔をしたオッサンたちが現れていた。さらに時間が経つと当社名物らしい「やんのかゴラー」っという叫び声が聞こえ、「やってみろよコラー」っと応える。シンと静まり返って動きが止まり、再び掴みにかかる。

 なんとか社長、部長等々、周りの人々が止めに入ってなんとか収まった。別な人が宴を締めくくることになり、時間のことからもその場はお開きとなった。

 さて、私も帰ろうかと思ったのだが、私と部屋が同じな同期がお説教おじさんに捕まっていた。「おいおい、マジカヨー」と思っていると何とか別な同期が何とか切り抜けたらしく、無事に部屋に戻れた。その後無事に砂むし風呂にも間に合い落ち着いて就寝できた。

 翌朝。2日目。部屋から錦江湾越しの日の出を望めた。部屋の人たちを起こさないか恐る恐るF2のシャッターを切る。今のカメラと違いバカほどシャッター音が大きい。無事に日の出を撮ったら朝風呂へ。

 誰に合うこともなく無事に風呂から上がれたら朝食へ。初日で既に暴食気味であったのでビュッフェであるが控える。

 その後慌ただしく出発して西大山駅へ。日本最南端の駅で開聞岳が見えるはずであるが、生憎の天気であり、山頂は見えず。元気なオッサンたちは社長にシャーベットを奢って貰っていたが、肌寒いので私はご遠慮しておいた。

 西大山駅の次は知覧へ。平和公園とホタル館富屋食堂へ。特攻の話が中心であるが、敢えて感想は書かない。

 その後、濱田酒造の焼酎蔵を見学し、鹿児島市へ。知覧を出発して以来雨が酷く、写真どころではなかった。夕食はしゃぶしゃぶで、これまた大量に食べた。食事の後は自由行動となっており、先輩とラーメンに行く予定であったが、明らかに無理そうなのでコーヒーで留めておいた。結局移動を挟みつつ2時間くらい話し込んでしまった。

 3日目、最終日。最終日も天気が悪く大雨。集成館、黒酢の壺畑を見学して空港へ。

 集成館の庭園は立派なものであったが、雨が酷く雷まで鳴り始めた。メインを一通り見て回り、駐車場へ戻る。都からかなり離れていることもあり、庭園と言えどもかなり趣は異なる。武士らしい独特な庭園であった。ちなみに反射炉跡はしっかり見学した。

 黒酢の壺畑へ移動し、昼食をとる。壺畑を撮るのではなく、反対の山を撮っていると「なんでそっち?」といぶかしがられた。そりゃそうである。昼食は中華料理でチャーシューが非常に美味であった。改めて考えてみると中華料理で酢は非常に重要に思える。

 昼食後、買い物を済ませたらいよいよ空港に戻る。かなり詰めに詰めた旅行であったので、非常に疲れたが薩摩半島の主要な観光地を回ることはできた。

 帰りの飛行機はプロペラ機だった。私はこれまで沖縄と北海道へ行くために飛行機を使ったことがあるが、全てジェット機だった。レシプロ機が好きで一度は搭乗してみたかった。エンジンのスタートもレシプロエンジンらしい音で、滑走路加速していくときのプロペラの音も好みな音だった。飛行中も確かにジェット機よりも騒音は大きいが私の場合はあまり気にならなかった。

 雲の中を上昇し大部分は雲の上を飛行していた。着陸時に再び雲に突入し、隙間から地上が見えていた。

 無事に着陸し、今回の旅も終了。私なら絶対にしないような忙しい旅だった。社員旅行なので楽しさよりも疲れが勝るのは仕方ないとして、なかなか行かない九州に上陸できたのは良かった。今度はじっくりと個人的に行きたいと思う。

 まとまりのない旅のレポートだったが今回はここまで。今週も皆様にとって良き週末となりますように。

Home

Works

The World of Color Neg.film
The World of Slidefilm
The World of Black and White
The World of DIGITAL

blog

アナデジ写真記2023
アナデジ写真記2022

Equipments
Gallery