[アナデジ写真記]
毎週だいたい金曜日に更新するblog。
2024/5/9
UltraMaxで撮る鹿児島-鹿児島旅1
今回は鹿児島旅行。もはや絶滅危惧種とも言える社員旅行だった。大手どころか大半の会社から消えたであろう行事だが、私の勤める中小企業には生き残っている。
金曜日を休みにして2泊3日。日曜に帰ってきたらまた会社かぁと思うとどうしても気怠い。
社長から記録係を命ぜられてしまったので、記録はコンデジのCoolPixに任せて、私的な写真はF2にUltraMaxを詰めて撮ることにした。
朝5:30に起きて5:50に出発。慰安旅行と言いつつ早朝の出発が腰を重くする大きな要因でもあった。
新大阪から御堂筋線でモノレールへ。御堂筋線も延伸して長らく終着駅を務めた千里中央駅は途中駅となり、終点は箕面萱島駅となった。
モノレールに乗り換えると中国道を眼下に西進し、しばらくすると大阪空港駅。大阪空港が正しい名前だが、違和感しかなく伊丹空港と言うのがやはり馴染んだ名前だ。
会社から来る人達と合流し、出発の時間まで時間を潰す。私はほとんど酒を飲まないので立ち寄るところもなく、屋上の展望テラスへ。9時前にもなると忙しなく滑走路から飛行機が飛び立ってゆく。
少しすると時間が来たので保安検査を済ませて出発ロビーへ。その後何もなく搭乗。
誘導路から滑走路へ向かい、指定の位置で停止。
轟音がしたと思ったら急加速し、気づけば機体はふわっと浮かんでいた。
ある程度高度を稼いだら一気に北から西へ旋回して九州を目指す。
すぐ下に吉野川、遠くに高松の市街が見える。
1時間ばかり地図の上を歩いたら機窓には粘土の固まりのような霧島山が見え、山に沿って旋回したら、鹿児島空港に着陸。
4月末の鹿児島は暑かった。空港から観光バスに乗る。3日間お世話になる運転手の挨拶があり、社長からも挨拶があった。
バスは錦江湾沿岸を南進し、桜島へ。大正期に陸続きになった部分から桜島に渡った。
桜島スポットその1は黒神埋没鳥居。火山灰やら軽石やらでほとんどが埋められてしまったようだ。
一通り見たら今度は有村溶岩展望所。名前通り辺り一面溶岩だらけで樹木も若い松のみであった。この松も2割程は立ち枯れしており異様な風景だった。
これを見たら実に忙しいのだが、今度は赤水展望広場。長渕剛が桜島でオールナイトライブをやった場所らしい。彼を模した叫びの肖像というのがあるのだが、叫んでいる口にお賽銭を投げる人も一定数いるとか。ご利益ないやろと思ってたのだが、実際見てみると確かに絶妙な角度で開いているので投げ入れたくなる理由はすごく分かった。
30分ほどしたら鹿児島へ戻る。帰りはフェリーで海を渡る。20分に一回は来るのであまり待たなくて良い。バスが停まったらデッキへ。
ほとんど波がない錦江湾を滑るように船は進む。防波堤や海、船体を撮ると非常にKodakらしい滑らかな写真になる。UltraMaxは青すぎるイメージがあったのだが、こうして見るとマゼンタもしっかりと出ており優しくて親しみやすいフィルムだった。
ここでUltraMaxは使い切って、続きはColorPlusで撮ることにした。旅のレポートとしては少し短いが、キリが良いので一旦ここで止めておく。
それでは今週も皆様にとって良き週末となりますように。