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カメラを持って"世界"を歩こう。

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[アナデジ写真記]

毎週だいたい金曜日に更新するblog。

2023/11/17

秋の神州伊勢

前回のお話

 連続でコラムを書くと疲れるので、今回はblog。先週の土曜日に伊勢へ行ってきたので、その記録を。

 今回のカメラはNikonD780で、レンズはAi Nikkor 50mm f/1.4S。フィルムカメラで使っているレンズをそのままデジタル一眼でも使えるので非常に気に入っている。AFはついていないが、不便に感じることはほとんどない。全て自分でピント合わせをする必要があるが、結局400枚ほど撮影していていた。

 それでは本題に。大阪から伊勢に行くには近鉄が1番。私はいつも一度上本町に出る。鶴橋からでも乗車は可能だが、乗るなら絶対に上本町。大阪線の末端にあることからホームに車両がいる時間が長く、写真を撮ったりウロウロできる。途中駅だとすぐに発車してしまうので忙しない。だから私は上本町に一度出る。

 今回、往路に乗車する特急は伊勢志摩ライナー。阪伊特急の定番。黄色い車体が特徴的。時間が上手く合えば伊勢までノンストップのパターンがあったように思う。

 それはさておき、そろそろ出発時間なので乗り込む。動き出して少しすると地下から上がってきた奈良線と並走し、鶴橋。鶴橋で列車は満員となり、複々線の広々とした線路を東進する。布施を越えると進路を南に取り、大阪平野を滑るように下っていく。

 大和川を越えるとにわかに山へ入り、奈良盆地へ。高田と八木に停まると、再び山越え。宇陀の山を登ると天気が悪かった。幾度となく伊勢へは行ったが、宇陀では濃霧だったりと、必ずと言っていいほど天気が悪い。しかし、さらに峠を越えると天気は回復した。

 近鉄特急最後の峠、青山トンネルを越えると、これまで地道に稼いだ標高を一気に下る。緩やかなカーブで構成された線路を高速で突き進むと、左手に長大な鉄橋が見えてくる。雲出川を渡る近鉄名古屋線の橋梁だ。大阪線から名古屋線へ渡る急カーブの短絡線を左に見ると伊勢中川。ここからは伊勢平野をひたすら突き進む。櫛田川、宮川と越えると伊勢市駅だ。

 お世話になった特急に別れを告げて跨線橋を渡る。改札を出ると伊勢神宮、外宮の参道。少し歩くとすぐに入口が見えてくる。

 信号を渡れば境内に入る。境内を進み2つほど鳥居をくぐると正宮だ。

 正宮以外のお宮にも参拝したら、今度は内宮へ。今回は4人いるのでタクシーを使った。タクシーだとすぐに内宮へ着くので快適である。既にお昼になっていたので腹ごしらえ。いつも通り岡田屋で伊勢うどんを食べた。

 ささっと胃に収めて、参拝再開。それにしてもすごい人だ。奈良とか京都などの他の観光地と違うのはこれだけの人数のほとんどを日本人が占めていること。9割方そうだと思う。奈良だと3割は外国人だと感じた。なんやかんやで伊勢に参る人は多いのかもしれない。

 宇治橋

 五十鈴川

 私の知る限り全てのお宮に参拝し、少し時間が余ったので五十鈴川の河原へ。

 日が傾き、確実に冷えてきた。時間になったため、待ち合わせ場所に向かう。宇治山田まで再びタクシーで移動する。

 宇治山田。天皇陛下が神宮に参拝される際に利用される駅だ。1931年に建てられて、重要文化財に指定されている。

 内装も洗練された造りになっている。

 コンコースからホームに上がる。帰りは近鉄が誇る特急しまかぜ。革張りのシートに電動のリクライニング。車内販売も行われている。

 私は2両前の販売カウンターへ熱い紅茶を買いに行った。食堂車もあるため、鉄道の旅を十分に楽しめる。

 折角なので、無駄に難波まで乗車した。

 今回は神宮参拝をメインに、写真を撮ったり、鉄道の旅を楽しんだり。紅葉はまだ進んでいなかったので、暇を持て余してる方はぜひ。

 今回はここまで。今週も皆様にとって良き週末になりますように。

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