[アナデジ写真記]
2022/12/31
―2022年の振り返り-ベストショットとともに-―
カメラ自体はコンデジを入れると10年ほど続けていたが、しっかりと設定してようになったのは今年の3月からであった。元々からフレーミングには気を使って撮っていたがF値やシャッター速度を触れるようになるとより一層楽しくて、毎月何かは撮るようになった。そういうわけで、今回は2022年最後の投稿なので、毎月のベストショットを発表しようと思う。
4月のベストショット
f/11 10秒 ISO100
FinePix-S6000fd
この写真が初めての長秒露光。今までカメラの露出モードの使い方が分からず放置していたのだが,ゆーとび氏の動画で使い方が分かって試してみた写真。今見返すと大したことない写真だが,想い出の一枚に。今度はNDフィルターを導入してもっと露光時間を延ばして,よりテールタイトを長くしたいと思っている。
5月のベストショット
f/8 1/800 ISO200
FinePix-S6000fd
この写真が今年のベストショットだと思う。このHPのトップ画像にもしている写真だ。この写真を撮った前の週にも棚田へ繰り出したのだが,曇っている上にISO100にしていたので,手振れが酷くて全く写真になっていなかった。そういうわけで2週連続でトライして当たりに。霧は余計な物を隠してくれるので良い。ちなみにレタッチはこの頃は自分でできなかったので,弟にやってもらった。
6月のベストショット
f/3.6 1/1300 ISO100
FinePix-S6000fd
アジサイを撮りにまたまた棚田へ。お目当てのアジサイは既に枯れかかっていたのだが,日陰にあるアジサイはちょうどだった。奥にある消火器の収納箱の赤との対比がきれいだなと思って何となく撮ったのが結果的に一番良くなった。なんとなくだったのでjpegの撮って出し。
7月のベストショット
f/4 1/300 ISO200
FinePix-S6000fd
朝早くに鶴見緑地に花を撮りに行ったのだが,閉まっていたので帰りにスナップした。花エリアは開演時間があるのを知らなかったのだ...
はじめは信号の加減で車は1台もいなかったのだが,寂しいので車が流れ出すところを狙って撮った。西田航氏に感化されてモノクロに。無機質なものには非常によく合う,モノクロ。
8月のベストショット
f/3 1秒 ISO800
FinePix-S6000fd
なら燈花会での一枚。Jpegの撮って出しだが,ノイズがうまく消されてて思った以上のクオリティーに。三脚禁止なので,膝を使ったりして必死に手振れを押さえた。ボヤっと光る蝋燭の灯りが魅力的なイベントだった。
9月のベストショット
α3xi
はじめて使ったフィルムで撮った写真。このときにα3xiを見つけたので,試しに撮ってみた。この頃はまだデジタル機のような撮り方なので,振り返るとイマイチな写真がほとんど。でも,何本かフィルムを入れて写真を撮って現像後に確認することで少しずつうまくなってきた気がする。
写真の意図としては傾いた太陽から光のはしごが伸びていたので,これをランプと合わせて西を示すようにした。
10月のベストショット
Fujicolor100
NewFM2
日が暮れる飛び火野。人とは違った写真が撮れてうれしかった一枚。飛び火野で撮った奈良の写真の多くが光の差し込む奥の森で絞りを大きく開けた写真がほとんどでレギュレーションでもあるのかと思うほどである。
そんな中,草原の葉が散りつつある木の近くにで一匹だけ鹿がいて悲しい雰囲気が伝わればと思う。
11月のベストショット
NewFM2
11月はColorPlus200とVelvia100で撮ったのでたくさんの写真を持っている。velviaは憧れのフィルムだったので,成功している写真がちゃんと含まれていたので非常にうれしかった。なんせvelviaを使いたいからNewFM2を買ったようなものだから...
リバーサルの作例を見ていると光と影の対比が美しく,私もそんな写真を撮りたいと思っていた。ラティチュードが狭いので明るい所に露出を合わせると暗い所は黒潰れしてしまう。この黒潰れの漆黒が美しくて魅力的に感じた。また使いたいな,velvia。
12月のベストショット
f/2.8 1/2500秒 ISO200
E-M1markIII
12月は一本も使っていない!!やってしまった。しかし,借りていたE-M1markIIIで私のNewFM2を撮ってみた。FM2は持っているだけで被写体になるので,良い。やっぱり古い物はその時間の重みを感じる。12月はこれをベストショットに代えたい。
振り返り,そして次へ
この一年は私の写真ライフにとって非常に有意義な一年だったと思う。音楽団体にも所属していたので,これの傍らで写真を撮るのはなかなか大変だった。音楽をある程度真剣にやったので,自分にとって「美術」がより楽しくて,好みであることが分かった。そうと分かればインスタグラムに毎週投稿というノルマを付けた。始めは週1だったのを週3まで増やせて,無事に駆け抜けられた。
デジタルカメラにネガフィルム,最後にはリバーサルフィルム,現像はしていないが撮影済みの白黒フィルム。さまざまなもので写真を撮ったので,徐々にどんな写真が撮りたいのかが明確になってきた。インスタで見る写真がどうしても好きになれなくて,その原因も分からなかったのが今では原因が分かった。レタッチがイヤなのも回避する方法が分かった。
来年はここからフルノッチで向かう方向に進んで行きたい。そうアナログとデジタルの間を縫うように征くのだ,アナデジ写真記。