[アナデジ写真記]
毎週だいたい金曜日に更新するblog。
2022/9/24
―白馬4日間の旅,2日目―
2日目の朝
翌朝。朝食は7:30と聞いていたため,時間通りに食堂へと向かう。しかし,私以外の宿泊者は見えず,本当は7:00だったのではないかと焦る。女将さんに聞いてみると,間違ってはおらず他の宿泊者はすでにスキージャンプの練習に出かけたようだ。
朝食後はラウンジでコーヒーを飲みつつ新聞を読み,ダラダラと過ごす。9月の初旬ではあるが大阪とは違って涼しくとても良い気分だ。
白馬ジャンプ台
さて,コーヒーに満足した私はスキーのジャンプを見に行くことにした。車で5分ほど走り,白馬スキージャンプ台へ到着。小雨が降っていたが気にしないことにする。ジャンプ台の横で滑空する選手を眺め,置きピンで撮れるか試してみる。意外と撮れて満足し,ジャンプ台に登ってみることにした。
ジャンプ台の下を抜けるトンネルを通り,リフトに乗り込む。30年ほど前のオリンピアンも通った所を自分も歩いていることにうれしくなる。(自分がすごくなったわけではないが。) タワーに到着すると今度はエレベーターに乗る。これで4階まで登る。そしてラージヒルのスタート台を見学。ノーマルヒルのスタート台も見学したが,これほど高さが違うとは知らなかった。どちらにせよ私には怖すぎる。
再び勉強
遊んでばかりではいけないので,昼食を取って再び図書館へ向かう。3時には必要な情報を集めることができ,「特急しなの号」で追いかけてくる弟を拾いに白馬駅へ。そして宿へ。本日は前日とは岩岳の宿「ALPEN BRICK入山登」にとっている。
夕食は6時であるが,まだ5時にもなっていないので温泉に行くことにした。故あって岩岳温泉の券をいただいており,タオルと着替えだけ持ってペタペタと出かける。しかし,温泉について見ると,やけに人が多くバスまで泊っているではないか。恐る恐る近づくと,修学旅行生が使っているようで貸し切りになっていた。仕方あるまい,宿へ戻って夕食後に温泉へ行くことにした。
宿にて
宿泊者は私たちのみで,広い食堂でゆったりと食事を楽しめた。窓を開けっぱなしにしているので,白馬の澄んだ風が流れ込み,虫の音と伴に静かに暗くなっていく様は「避暑」そのものだと思う。9月という季節は見るものは少ないものの,他の旅行客がおらず一番ゆったりできると勝手に思っている。
突然
夕食の後は少し車を走らせて八方温泉に入りに行こう。弟がOLYMPUS E-M1 MarkⅢを購入したので試しに宿の前で三脚撮影をすることにした。
自動ドアが開き外に出るとより一層気温が下がり冷涼な空気が肌に当たる。すると急に村中に「プツッ」という音がこだまし,瞬時に何かが始まることを感じ取った。サイレンが鳴り響き渡り,「君の名は。」の最後のサイレンのシーンを想起する。防災無線の音声によると火災が発生したようでそれを知らせるもののようだ。私たちには影響がないので,数枚だけ試し撮りして風呂に向かう。
車に乗り,岩岳のスキー場の南にあるトンネルを抜けるとオレンジ色に強烈に輝く光源が目に入る。その光源から煙が昇り,乱反射してボヤっと光っている。これが先ほどの防災無線の原因だったらしい。数年に一度は火事の痕や立ち上る煙を目撃することがあるが,火の元への注意を一層厳にしなければいけないと肝に銘じたのだった。
八方温泉
さて,話を温泉に戻そう。八方温泉は強アルカリ泉であるので,入ったしりから肌がヌルヌルする。露天風呂も用意されており,こちらの方が温度が低いの入りやすい。ただ,インバウンドが盛んだったことから露天風呂は深くてお尻をついて座ることができない。いくら何でも日本なのだから日本人の体格に合わせて作ってほしいものだ。
風呂から上がると温泉特有のポカポカした感覚になり,ラムネの誘惑に負けて飲んでしまった。蛍の光が流れていたので少し急ぎながらではあったが,温泉を楽しむことができた。そして再び車に乗って宿へ戻る。
戻って写真のRAW現像でもしようかと思ったが,既に眠かったので結局寝てしまい2日目は終了した。
そして3日目へ