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[アナデジ写真記]

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2022/8/15

―燈花会2022―

つい先日まで開催されていた「なら燈花会」を見に行った。午後4時頃からMinolta-α3xiの試し撮りをして,6時頃に弟と県庁で合流。昼頃にゲリラ豪雨が降ったことで奈良は強烈な湿気に包まれて耐えがたき暑さになっており,既にTシャツ上半分の色が変わってしまった。

楽しそうに話すカップルを横目に浮見堂へ急ぐ。燈花会では三脚が禁止されているので,私の老朽カメラでは撮れないことが明らかだったからだ。明るいうちに淡く輝く灯りと浮見堂を取ろうとしたのだ。
しかし,鷺池の水面は繫茂した水草に覆われて地面と見分けが付かない状態になっていた。リフレクションを期待していた私には残念で,撮影は諦めて浅茅ヶ原に向かう。

※これは少し前の様子。当日はもっと覆われていた。

浅茅ヶ原に着く頃には辺りは薄暗くなっており,フイルムカメラは使えず鞄にしまい,FinePix-S6000fdを取り出す。ISOを200まで上げれば撮れたが,人が多すぎ...。3年ぶりということもあってか人が多く,写欲も湧かず,撮影は一旦諦めることにした。カメラが無理と思った次に私が思ったことは...フランクフルトうまそうやん...食欲はいつでも無くならないようだ。400円で長さが30cmほどもあるフランクフルトを手にして小学生のような嬉しさに満たされる。

その後,興福寺に向かい猿沢池を見に行くことにした。猿沢池の南側から五重塔を見上げつつ眺める灯りの集まりは人の多さも忘れさせてくれる美しさであった。再びカメラを取り出し,持ち物で工夫して撮影した一枚。

なんとか撮れたことに満足した私は,人混みを避けて奈良ホテル前を通って再び浮見堂へ向かう。灯の光りと水面に浮かぶボートがぼんやりと輝き,極楽浄土を表したような風景であった。/

ここでもカメラを取り出し,柵を使って撮影。感度を800まであげたのでノイズが酷く,早くNikon-Z6iiが欲しいなと感じつつ,現像した。

ここでタイムリミットが迫っていたので車に戻り,すき屋で牛丼の並みを食べて帰宅した。来年は新しいカメラを持って撮りに来よう。

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